CCC定例会6月15日(梅干関連の試食会&梅干の説明)

一般社団法人 和歌山環境エコ・アクション・ポイント協会の代表理事・下滝哲夫さんから梅に関するご説明をして頂きました。

南高梅の話
南高梅高田貞楠

南高梅は明治35年晩稲(おしね)に住む高田貞楠(たかださだぐす)さんという方が発見したことから、もともとは『高田梅』と呼ばれていました。

 

竹中勝太郎昭和25年、「和歌山県南部川村(現みなべ町)」内の数十種に及ぶ梅の品種の中から適地適合の優良品種を選ぶべく「梅優良母樹選定委員会」が発足しました。その委員長を務めた南部高校園芸科の主任教師、竹中勝太郎先生が生徒と共に5年の歳月をかけて行った梅の品種調査の結果、『高田梅』が最優良品種に選ばれました。その際に改めて「南部高校」と「高田」から名をとり、最優良品種に選ばれた『高田梅』を、「南高梅(なんこううめ)」と命名しました。

昭和38年、選定委員会で最優秀に選ばれた梅「南高」は申請者・高田貞楠の名前で種苗名称登録を出願し、昭和40年10月29日、登録第184号の名称登録が農林大臣により許可されました。こうして「南高梅」が誕生したのです。

梅干関連の試食会&梅干の説明

梅にはクエン酸と呼ばれる成分が含まれています。クエン酸の量は梅干しにすると、さらに増えます。クエン酸は疲労回復効果があることで知られる栄養素です。
私たちが疲労を感じる原因は、体内に蓄積された乳酸と呼ばれるものです。体の中に乳酸がたまってしまうと、疲労という形になってあらわれます。疲労回復のためには乳酸を分解すればいいわけですが、このときに活躍するのがクエン酸です。

たった一粒で健康効果絶大!梅干しの持つおどろくべき力

最近梅干しは、疲労回復以外にも、殺菌、血圧抑制、老化予防など素晴らしい効用があることが分かって、改めて見直されている注目の食材です。

動脈硬化予防や老化予防

梅干しには血液を弱アルカリ性に保つことが出来るため、血液をサラサラに維持する効果があります。そのため体の器官を正常に保つことができ、お肌など美容への効果も考えられます。

整腸作用、殺菌作用

腎臓、肝臓、胃といった内臓の働きを助けることで、二日酔いを解消すると言われています。また、梅干しに含まれる、カテキン酸は殺菌の働きがあり、食中毒の予防や整腸機能もあります。

「アフリカプロジェクトにも是非活用して下さい。味は現地の好みの味に対応できます。」
との事でした。

下滝さん、梅の説明及び各種梅のご提供ありがとうございました。

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