SADCー日本ビジネスフォーラムに参加しました。
SADC(南部アフリカ開発共同体)-日本ビジネスフォーラムに参加しました。
1.フォーラム名:SADC‐日本 ビジネス投資フォーラム
2.フォーラムの目的:フォーラムの主要な目的は以下の通り。
(1)日本の民間セクターにSADC地域における投融資可能な機会があることを周知させる。
(2)SADCと日本の民間セクターとの間にビジネス関係を構築し、両者間でミーティングを行う。
(3)日本とSADC地域間の貿易投資を促進する。
(4)SADC地域で成功をしている企業の事例を学ぶ。
(5)SADC地域における産業化とそのロードマップを促進させる。
3.日時
2016年6月9日~10日 時間:午前9時30分~午後5時40分
4.場所:国連大学 ホール
5.概要
南部アフリカ開発共同体(SADC)は15の加盟国(アンゴラ、ボツワナ、コンゴ(民)、レソト、マダガスカル、マラウィ、モーリシャス、モザンビーク、ナミビア、シーシェル、南アフリカ、スワジランド、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ)からなる地域共同体です。SADCはアフリカ連合に認定されている5つの地域経済共同体の1つであり、1つのアフリカ経済共同体を実現する上で重要な地域共同体です。
SADCの主たる目的は、平和と安定、経済統合を促進することにあります。
南部アフリカ諸国はこれまで文化的・政治的な親和性により団結することで、内部的な問題を解決してきました。SADC地域はアフリカ大陸の中では、どちらかといえば、最も安全で政治的に安定している地域であると広く認識されています。昨今、テロリズムの脅威に世界がさらされている中でも、SADC地域ではこれまでテロ関連の事件を経験していません。
南部アフリカ地域は世界で急速な経済成長をとげている国々の中心です。
SADCはまた、サハラ以南のアフリカ地域(SSA)の中では最大で最もダイナミックな地域経済グループとみなされています。SADC経済はアフリカ大陸全体のGDPの半数を占め、1人あたりの国民所得は大陸平均のおよそ1.7倍であります。2015年の世界銀行の「ビジネスの行いやすさ」の報告では、ビジネスを行いやすい環境があると判断されるアフリカ上位10カ国のうち6カ国がSADC加盟国です。
今年はTICAD会議がケニヤのナイロビで開催されます。TICAD会議がアフリカで開催されるのはじめてのことです。TICADのプロセスにおいて、日本とアフリカ関係がより活発なものになってきたと言えます。これは、国際社会とのパートナーシップを通じつつ、自らの発展という「アフリカのオーナーシップ」の重要性を強調することで培われてきました。
2013年6月には、安倍首相と日本企業幹部がアフリカの数カ国を訪問しました。安倍首相の訪問はアフリカとのビジネス促進へのはずみとなっただけでなく、日本アフリカ関係の重要性を示すものとなりました。SADC加盟国である12の駐日大使館はSADC地域のさらなる経済発展の寄与のため日本の民間セクターの参加を熱望しています。