2019年12月の月例会は明治大学の紫紺館 椿山荘で行いました
2019年12月の月例会は明治大学の紫紺館 椿山荘で行いました。
今回は「『元号』に見る治乱興亡の日本史」について坂本吉弘さんにご講演頂きました。
世界で唯一と言われていますが、「大化」以降、「令和」まで126代の天皇の下、248の元号が切れ目なく今日に至る万世一系の天皇制が続く日本について、あらためてこの国のかたちのお話を伺いました。
聖徳太子や大化の改新の時代にさかのぼり、みなさん学生時代に学んだ記憶を少しずつ引き出しながら熱心に聞き入っていました。
さらに、教科書に載っていることだけではなく、思わず「うーん」と唸るような情報もたくさん盛り込んで頂きました。
例えば、東大寺の盧舎那大仏造営には陸奥国小田郡(現・宮城県)で産出した金が用いられたという歴史背景から、東日本大震災に見舞われた際に、東大寺が復興を祈念し宮城県多賀城市の東北歴史博物館で東北初となる宝物展を開催したそうです。
義を重んじる日本の文化が顕著に現れたお話でした。
お話の後は、忘年会ということで有志によるプレゼントを準備し、大あみだくじ大会を行いました。
参加者全員にプレゼントが提供され、みなさん笑顔で解散となりました。
あっという間の令和元年でしたが、来年も『コンコルディアクラブ』をよろしくお願いします。